John Lennon の Stand by me を聴いて歌詞の意味するところを考えてみた

年末の時期になると毎年 John Lennon を聴きたくなります。Happy Christmasだけでなく、Imagin、Woman、Starting Overなどなど・・。その中で本日はStand by me について。

12月28日は会社の最終日でした。毎年、年明け初日に話をするのですが、そして来年年明けにも話そうと思いますが、今年はその前に年末にも動画を配信することにしました。その動画を製作しながら感じたことを書き留めておこうと思います。l

テーマとして取り上げたのは、ジョンレノンのStand by meです。これは1961年にBen E. Kingがリリースした曲です。その後、1966年に封切られた同名の映画のエンディングで流されました。またこの歌の原曲は20世紀の始めに作られたゴスペルソングと言われ、その中ではでは神様にStand by me. を訴えている歌になっています。

Stand by me. 日本語に訳すと「私のそばに立っていて」となりますが、実はその奥に「私を信じて」との思いが込められていると言います。さらには「私を信じて」から「私を支えて」に思いがつながっていくと言われています。これが英語ネイティブの感じ方なのだそうです。

(Ben E. King バージョンと歌詞(和訳付)はこちら)

会社のメンバーに話したのはまさにこのこと。僕たちが子供の頃、いつも親には近くにいて欲しかった。常に自分を見ていて欲しかった。両親にStand by me. でいて欲しかったのだと思います。
では、大人になった今はどうなのか。
多分、多くの人にとっては変わっていないのではないかと思います。課長、部長、事業部長には自分のことを信じてそばに立っていて欲しいと思っているのではないか、ということです。

会社の中では、上司・部下の関係は、指揮・命令の形を取ることが圧倒的に多い。でも、部下である◯◯さんにとっては、指示とか命令を離れてStand by me.してくれる上司を求めているのではないか。

逆もまたしかりです。上司は部下の仕事の進め方に不満を持っているものです。もっと自分が言ったことを理解してその方針に沿って仕事を進めてくれたら・・と思うもの。これも上司から見たStand by me. 俺の言っていることをわかってくれよ、ということですね。

という話の後で申し上げたのは次のこと。
では、皆さんはStand by you. をやれていますか?
つまり、自分に寄り添ってほしい、自分を信じて支えてほしいと思うのと同じくらい、あなたは上司に寄り添っていますか?上司を信じて支えていますか?ということ。上司の立場の人からすれば、部下に寄り添っていますか?部下を信じて支えていますか?となります。

僕らが生きている組織とか社会は一方通行ということはありえない。いつだって持ちつ持たれつ。上司に自分のことを理解して欲しいと思う一方で、自分は上司を理解しなければいけない。会社から離れても同じ。得意先や仕入先に対してもそうだし、家族・友人に対しても同じ。

みんなが、毎日をこういうスタンスで生きていけるようになると、僕らの世界はもっともっと暮らしやすくなるのだろうと思います。

(相手に共感するとは?について書いた話もこちら「自分はそういう考えをしないけれど言っていることはわかる それが多様性の尊重」からどうぞ)

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この記事を書いた人

山田文彦
 株式会社クレハトレーディング代表取締役社長
 社員の力をどうやって高めていくか? これが毎日考えているテーマ
 日本一の会社にしたいと真面目に考えています

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