コロナ禍で得意先とのコンタクトを密にできるか

今年は年始1月4日の社員への挨拶もオンラインとなりました。挨拶の主題はお客様とのコンタクトを密にすること。この一年、何かにつけて三密回避と言われていますが、仕事においてお客様と密に接することは基本のキ。

でも去年は緊急事態宣言以来得意先への訪問や出張が激減、ZoomやTeamsに置き換わったものの商談回数はコロナ前のようにはいかず。特に新規開拓においては、以前のようにまず電話で飛び込んでアポイントを取るというスタイルが、初めての相手にオンラインを申し込むのをどうしても尻込みしてしまう場面も見られました。また既に行き来のある取引先もこちらから新規案件を売り込もうとするケースでは、今は急ぎ困っていないことから「その件はまだ先でいいよ」となりがちです。これでは仕事は進みません。去年は初めてのことでしたから仕方なかったのですが、今後も今の状況が常態化すると見込まれる中、相手が来るなと言っているでは済まされません。

そこで新年挨拶では「一昨年、2019年より商談回数、取引先とのコンタクト回数を増やそう」との話をしました。オンラインコンタクトとは、考え方を変えれば得意先の会社に行ったり、来て頂いたりする往復の時間が不要となります。したがって1日の間でコンタクトできる回数は思い切り増やすことができます。私のつたない営業経験では、都内の取引先だけを回るのでも一件1時間の商談時間を取ろうとすれば根詰めたとしても移動時間を踏まえれば午前中2社、午後3社の計5社が回れる限界でした。あとは夜、会食しながら6件目というのが精一杯。それがオンラインだと往復時間の節約だけでなく雑談時間も不思議と少なくなるため、結構30分で済むことも多い。

したがってコロナ前よりもコンタクト回数を増やすことは物理的には充分可能なわけです。あとはこちらと先方の意識の問題だけ。その意識は結局何度もオンラインを繰り返していれば自然と変わっていくもの。ということで今年の目標をここにおきました。

とはいえ、相手のあることですから、先方がオンラインミーティングにネガティブだと話が進みません。そこで、そんな時には一人で抱えていないで上司や先輩を巻き込め、と話しました。つまり上司から先方の上司に話してもらう、あるいは最初のうちは上司同士でオンライン打ち合わせを重ねてもらうなどチームを挙げて当たろうよ、ということですね。そのためのチームなのだから。

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この記事を書いた人

山田文彦
 株式会社クレハトレーディング代表取締役社長
 社員の力をどうやって高めていくか? これが毎日考えているテーマ
 日本一の会社にしたいと真面目に考えています

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