「【2021年の課題その1】脳みその退化を止めるために暗算トレーニングを始めました」で暗算トレーニングを始めた話を書きました。「その1」と銘打って書いたのに、その後「その2」に全く触れないまま来てしまったことに気づきました。今回は「その2」として毎朝取り組んでいる「瞬読」トレーニングの話をしたいと思います。
昔から本を速く読みたくて、無駄遣いもずいぶんしました
「瞬読」とは、本や新聞などの文章を読むスピードを上げることです。速読という言葉もありますね。僕は、きっかけは忘れましたが、おそらく書店かインターネットで「瞬読」、「瞬読ドリル」といった書籍を見つけて購入したのだと思います(https://syundoku.jp/syundoku-book/)。
「一般社団法人 瞬読協会」という組織があり、その説明によれば従来の速読と異なり「瞬読」は右脳の潜在能力を引き出すとあります。
僕は、昔からこの分野に興味があって、というより本を読むのは好きなタチなので、できるだけたくさんの本を読みたい、そのためにはできるだけ速く読めるようになりたいと若い頃から考えていました。
社会人になりたての頃は、安月給からローンを組んで十何万円もする速読教材を買ったこともあります。この時の教材は、何より宣伝文句がすごかった。今でも覚えていますが、なんと「この速読術をマスターした人は、本のページをめくるスピードが読むスピードに追いつかない!」というものでした。ページをめくる練習もしなければならないというのです。この謳い文句は僕に無茶苦茶響いて、というよりウケて、つまりそれを信じたというよりは、すごいフレーズを考える人がいるものだと妙に感心して申し込んだのでした。練習のスタートは、五円玉を紐で吊るして振り子のように動かしながら、その五円玉を目で追って集中力を高めるところから始まるようなものでしたが、結局初めのところだけやってすぐにサボってしまった記憶があります。
今回の「瞬読」トレーニングは・・・
その後も見つけるたびに何冊か本を買ったと思いますが、ほとんど実行されずに(つまり本を読んだだけで練習、訓練までやらなかった)終わっていました。まあ、最初の体験で懲りたので、以降は何万円もするような講座を受講するようなことはなく、せいぜい千円か2千円程度の書籍を購入するにとどまっていましたが。それが今回、実行段階まで進んでいるのは、本に付属しているDVDをMacにコピーすることで、そのままシームレスにつながるiPadで通勤途中に練習できること、右脳を使って文章の内容を映像化しながら読むという理屈に新しさを覚えたこと、この「瞬読」方法はビジネス書などには有効だが、小説のように行間を読む書物や漫画には不向きとプラスとマイナスを正直に示してくれていたからです。
肝心の練習の成果はどうかというと、まだ年明けから始めたところなので何とも言えませんが、読書スピードが速くなっていることは事実です。ただそれは、少し速読みに取り組んだことで、若い頃の読書スピードに戻ったかなという程度かも知れません、今のところは。でもトレーニングしている感がすごくあって、続けていれば多分確実に速くなっていくだろうなという予想ができるので、しばらく続けていこうと思います。
そもそも今回取り組んでいるのは、大して広くもない家の書棚の本を片っ端から読み終えてブックオフ行きにしてしまいたい、部屋を少しでも広くしたい、ということも理由の一つなので、早いところ効果を出さなきゃという気持ちもありますので。
またあらためて報告します。
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